ディレイはこれを使え!おすすめ10選と選び方【実証済】【エフェクター】

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「ディレイ・エフェクターが欲しいけど、何を買えばいいかわからない」

という悩みに答えます。

この記事を読めば、ディレイ・エフェクター探しの旅が終了します。

本ブログを書いている僕の経歴。

  • ギター歴 14年
  • エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
  • Twitterにてエフェクター情報を発信中

僕はとにかくディレイにこだわっていて、100種類以上のディレイを試したことがあり、手元にも20台以上のディレイがあります。ディレイ愛はだれにも負けません。笑

J-ROCK的な薄くディレイをかけっぱなしな使い方や、RadioheadやRage against the machineのようなディレイありきの飛び道具的な使い方まで実践しており、僕のギタープレイ=ディレイといっても過言ではないです。

そんな僕が、実際に使って「本当におすすめできると感じたディレイ」を8つ紹介します。

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そもそも、ディレイ・エフェクターとは?

ディレイ・エフェクターとは、”やまびこ”効果を生み出すエフェクターです。

ディレイ=遅れる という言葉のとおり、原音から少し遅れた音を混ぜることで、山で叫んだ時のような「ヤッホー、ヤッホー、、、」的な残響音を生み出すエフェクターます。今では単純なやまびこ効果だけでなく、残響音を応用した特殊な効果も、たくさん生み出されてされています。

ギタリストなら必ず一度は使用したことがある、現代の音楽シーンでは欠かせない「MUSTアイテム」の一つかと思います。

「デジタル・ディレイ」と「アナログ・ディレイ」の違いは?

ディレイ・エフェクターは設計方法により「デジタル・ディレイ」と「アナログ・ディレイ」の2種類に分けることができます。それぞれに個性的な特徴があります。

ただ、前提としてあんまり気にしなくていいかなー、、とは思っています。デジタルっぽいアナログディレイもありますし、逆もしかり。弾いてみていいと思ったディレイを選べばいいと思いますが、こだわり派の方のために一応解説します!

①デジタル・ディレイ

最も一般的なのは、DSPというチップを使用していて、原音と同じ音を「デジタル」に作り出し、やまびこのように繰り返し再生してディレイ音を生み出すディレイです。(BOSSコン含め、大体がこれ)

クリアな音質でノイズや劣化も少なく、アナログエフェクターよりも高性能なモデルが多いです。時代を超えて数多くの機能が生み出され続けていて、設定次第でさまざまな音を「正確に」生み出すことができます。モデルによってはmm単位の細かいセッティングが可能なものがあったり、リバースディレイなど多岐にわたるモードが開発されています。

アナログ・ディレイのシミュレート技術も向上していますし、強いこだわりや”アナログ機材への想い”がない限りは、デジタル・ディレイを使うことをお勧めします。

②アナログ・ディレイ

デジタル技術に頼らない「アナログな技術」で残響音を生み出すエフェクターです。古くは「磁気テープ」を利用したテープエコーや、近年では「BBD素子」を使用したアナログ・エフェクターが主流です。

ほぼ全てのアナログディレイの残響音は劣化します。数値を使った細かいセッティングは不可能ですし、デジタルディレイよりも設定できるディレイタイムが短いものがほとんどです。しかし、劣化したディレイ音は温かみのある、味わい深い音色にも取れますし、アナログディレイの方が曲に自然と馴染むような美しさを感じれると思います。

機能としては圧倒的にデジタルディレイが優れていますが、その独特な個性や温もりでアナログ・ディレイを好むギタリストが数多く存在します。

ディレイ・エフェクターおすすめ10選

さあ、最後に至極のおすすめディレイを10種類紹介します!

価格ごとにまとめて掲載しております。以下を参考にしていただければ「あなたの求めている音」を予算内でGET出来ることを約束します!(ここ一か月くらいずっと考えて選んだヨ。。)

1万円以下

Effects Bakery|French Bread Delay

パーツの一括購入、一括生産などのEffects Bakeryならではのコスト低減によって、¥3,520(税込)という驚異的なコストパフォーマンスを発揮しています。低価格でありながら、暖かな奥行きのある美しいディレイサウンドに仕上がっています。音質としてはアナログライクで「自然」な印象です。発振させトリッキーな飛び道具として使うこともできます。

筐体が小さいわりに大きめのノブを採用しており、操作しやすいのが特徴的です。

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1~2万円

BOSS|DD-3T

ディレイ・エフェクターの「基準」といえるまさに王道な歴史的名機、DD-3の正統後継機種「DD-3T」です。1986年にDD-3が発売して以来、35年以上にもわたり根強い人気を誇る伝説のデジタルディレイ。

 

僕もDD-3を10年以上使い続けています。高校生の時に買って以来、唯一エフェクターボードから外れたことないエフェクターです。(僕のプレースタイル的にディレイ多用するのもあり)

 

デジタルディレイであるものの、86年当時のA/D、D/Aコンバーターを使用し続けているため、デジタルながら残響音が少しずつ劣化していきます。それが逆にDD-3の特徴となっていて「アナログとデジタルの中間」のようなアナログの暖かさとデジタルのクリアな美しさを併せ持った音を鳴らすことができます。この個性が、上位機種のDD-7やDD-8ではなく、DD-3が選ばれる理由の一つとなっています。

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ELECTRO-HARMONIX|Memory Toy

ELECTRO-HARMONIXは、1970年代にMemory Manを発売して以降、数多くのアーティストが使用した名機「Deluxe Memory Man」など、数多くの伝説的アナログディレイを生み出してきました。Memory Toyは、そんなエレハモの伝統を “純度高く受け継ぐ” 歴史あるコンパクト・アナログディレイです。

かつてのエレハモはでかい筐体が特徴でしたが、Memory Toyはこれまでの名機をコンパクト化した「nanoシリーズ」から販売されている小さなエフェクターです。また、高価になりがちなアナログディレイながら1万円前後で購入できるためコストパフォーマンスにも優れています。

コントロールはシンプルな3つのノブにプラスして、「Deluxe Memory Man」のコーラス音を加えるMODスイッチを搭載。音質はアナログながらもエレハモらしい金属感を感じるクリアでパキッとしたサウンドです。

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TC ELECTRONIC|Flashback 2 Delay

コンパクトな筐体で無数のディレイサウンドを楽しめる、ハイテクなデジタルディレイです。Toneprint機能を使えば、搭載されている7種類のディレイとは別に、3種類のディレイをダウンロード可能です。ネットに転がっている様々なディレイをインストールできるので、半永久的に新しい「音色」を楽しめます。

音色としては、搭載している7種類のディレイの中にはアナログ系の柔らかい音色も搭載されているものの、全体的にデジタル感の強い「硬い音の鳴る」印象です。優秀なデジタル・ディレイといった感じで、曇った感じはなく明瞭にディレイ音を鳴らすことが出来ます。

また、「flashback delay 2」最大にして唯一無二の特徴は「MASH」機能です。エフェクターを踏む圧力でリアルタイムで音を変化させることができます。

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BOSS|DM-2W Delay

BOSSのコンパクト・アナログ・ディレイ第1号の「DM-2」を再構築したエフェクターです。モデルとなったDM-2は1984年に生産を停止したものの、人気が衰えず高いビンテージ価格がついています。

音色としてはディレイチップに(BOSSディレイにお馴染みの)BBD素子が採用されており、アナログであるもののクリアで美しく、まさに「BOSSらしいディレイサウンド」になっています。「王道、ここにあり」と言わしめるような堂々としたサウンドかと思います。

2つのモードを搭載しており、オリジナルのDM-2のディレイ・タイム(20-300ms)と同じ「スタンダード・モード」と、現代的な音楽スタイルにも対応する、ディレイ・タイム(20-800ms)を実現した「カスタム・モード」があります。

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2~4万円

strymon|El Capistan dTape Echo

個人的に2010年代発売のディレイで最も美しく繊細なエフェクターだと思っています。Khruangbinのギタリスト「マーク・スピアー」が愛用(ほぼかけっぱなしに)しているエフェクターで、マークの演奏がEl Capistanの美しさを物語っています。

 

El Capistanは以下3種類のビンテージ・テープエコーを忠実に再現しています。(Roland RE-201
、Maestro、ECHO-PREX)コンパクトなボディの中には、スマートフォンにも匹敵する超高速DSPを搭載し、超低ノイズ・高ヘッドルームを実現しており、原音を損なわないクリアで超高音質なサウンドとなっています。5つのノブで、テープエコーのムラや減衰感など細部まで完全にコントロールすることができます。

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Utopia|ANASOUNDS

マホガニー材を前面に貼り付け、レーザー刻印を施したプレートが取り付けられたAnasoundsならではの美しい筐体が非常に魅力的です。ボードに組み込めば”注目度アップ”間違いなしです。

音色としては、デジタル・ディレイとアナログディレイをいいとこ取りしたような、スッキリと明瞭なディレイ音ながらも減衰感を感じることができるモダンな音色が特徴的です。電源にはノイズフィルターを搭載しておりノイズレスな構成になっているのも嬉しいポイントです。

筐体右側にあるMODスイッチは、ヴィンテージエコーマシンの揺れ(テープエコー効果)を加えることが出来ます。また、基盤を開けると3つのトリムポッドが搭載されており、細かく音色を作り込むことが出来ます。

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4~6万円

Eventide|TimeFactor

2007年にEventideとして初めて発売されたエフェクターであり、同社の看板商品となっている名機です。令和に入ってもなお多くのプロ・アーティストが使用する定番マルチディレイとなっています。スタジオ機器レベルの高解像度な音色と、Eventide独特の深みのある温かいディレイサウンドが特徴的です。

TimeFactorは高性能で多彩なアルゴリズムを搭載しており、10種類のディレイエフェクトを選択できます。また、フットスイッチを長押しすると①プレイモードと②バンクモードを切り替えられ、シーンによって最適な操作モードが選べます。難しいことは実はあまりなく、使いやすいです。

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strymon|TIME LINE

ストライモン・ディレイエフェクターの傑作。(値段は高いものの)最も高性能なディレイと紹介されることも多いディレイです。12種類のディレイを搭載しており、どのディレイもスタジオ録音で使用するレベルの高音質を実現しています。各パラメーターも細かく調整できますし、30秒のステレオ・ルーパー機能も搭載しています。”プロ仕様” な逸品です。

エフェクターに使用するには「ありえない」ほどの高パワーなプロセッサー(SHARC DSP)を使用しており、データの処理スピードが高く解像度の高い美しい音質です。限りなく音を劣化させずにエフェクトをかけてくれます。

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番外編:時価(ビンテージ・ディレイ)

MD-2|Guyatone

※私も長年愛用中↑

ビンテージ市場で最もおすすめのディレイエフェクターです。創業者である松木三男が「道具屋さん」と呼ばれていたのがグヤさんになり…guyatoneと呼ばれるメーカー。BOSSより筐体がひと回り小さく(2/3くらい)でボードに組み込みやすいのも魅力の一つです。

多機能ではないけど「古き良きディレイの音」が鳴るかなと思います。というのもこちらもDD-3Tと同様ディレイ音がちょっとずつ減退する構造のデジタルエフェクターです。決して高機能ではないですが「必要十分なディレイ」です。その素朴で安定した減衰音に魅了される方も多く、廃盤になった今でも人気が衰えないエフェクターです。

※中古を買うときは「底のゴムがボロボロになってないもの」を買うことを推奨します。

 

以上です♪

皆さんもぜひディレイをエフェクターボードに組み込んで、荘厳な雰囲気を生み出しちゃってください!

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