「イコライザーが欲しいなぁ…どのイコライザーを買えばいいのだろう…? というか、そもそもイコライザーってなに?使い方をかんたんに教えてほしい。」
という疑問を解決します。
本ブログを書いている僕の経歴。
- ギター歴 14年
- エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
- Twitterにてエフェクター情報を発信中
イコライザーは簡単に言うと「音色」を変えるエフェクター。ギターの音にこだわっている方が「イコライザー」に行き着くのは当然かと思います。本記事では僕が実際に弾いて「本当におすすめできると感じたイコライザー」を6つ紹介します。
また、イコライザーの「原理」と「使い方」も初心者の方でも直感的にわかるように説明します。多くの人にとって参考になる内容にしてますので、リバーブ探し中の方はぜひ参考にしてみてください!
この記事を読めば…イコライザーについて最低限の知識が理解でき、最適なイコライザーが見つかります!
そもそも、イコライザーとは?
イコライザーとは・・・「 音色を調整するエフェクター 」です。
いや、そもそも音色ってなんやねん!
人の声にも個性があるように、ギターにも様々な「音色」があるんです!
具体的にいうと、「 周波数帯ごとの強弱 」を調節することで音色を変えていきます。
- 「高い周波数帯」を強調→明るい感じのキンキンした音色
- 「低い周波数帯」を強調→す暗い感じのモコモコした音色
といったように、イコライザーを使えば周波数帯ごとの強弱を調節して自分好みの音色を作っていくことが出来ます。
✔︎ 周波数とは、なんでしょう…?
「てか、周波数とはなんでしょう…??」
「周波数とは、音の振動の速さ(1秒間に振動する回数)を数値で表したものです。数値が小さい(=振動がゆっくり)と低い音、数値が大きい(=振動が速い)と高い音と感じます。」
イコライザーの使い方を解説します
使い方を覚えて、「 自分好みの音色 」に調節しよう
テキトーにエフェクターを設定して、たまたま良い音になる時もありますが、意図的に狙った音が出せるように「周波数帯域ごとの効果」を理解しましょう。
↓周波数帯域ごとの効果一覧
【100Hz】 | 6弦(E)の周波数帯。重低音が「ヴーン」と響いてうるさいときはここを削ろう。 |
【200Hz】 | 5弦(A)や、アンプの「BASS」ノブはこの周波数帯。人が音程をはっきり聞き取れるくらいの低い音。 |
【400Hz】 | この周波数帯では「音の太さ」を調節できます。ここを削るとドンシャリサウンドに。 |
【800Hz】 | アンプの「MIDDLE」ノブはこの周波数帯。音の粘り気が欲しいときはここを強調しよう。 |
【1.6k(=1,600)Hz】 | 1弦(E)よりちょっと高い音域や、アンプの「TREBLE」ノブはこの周波数帯。「キーン」と耳が痛いときはここを削ろう。 |
【3.2k(=3,200)Hz】 | アンプの「PRESENSE」ノブはこの周波数帯。クリーン音のキレのある美しさが欲しいときはここを強調しよう。 |
上記の表の内容を踏まえ、状況に応じてイコライザーを設定し「自分好みの音色」に近づけましょう。
僕のイコライザーの使い方↓
昔使っていたEdwardsのレスポールタイプのギターは1、2弦の「鳴り」がかなり小さかったです。イコライザーを使って、高周波部分を少し持ち上げることで、全体の音量を整えていました。
✔︎ 設定の「コツ」としては…
設定の「コツ」としては、気になる周波数帯域を削ることを意識しましょう。例えば、音抜けを良くしたい時は、高音域をブーストするのではなく低音域を削りましょう。闇雲にブーストさせるよりも、まとまりのある音になるかと思います。
✔︎ そもそも、「 自分好みの音色 」がわからない方は…
自分好みの音色がわからない方は、耳を養うしかないと思っています。
具体的には、いろんなライブに行ったり、様々な曲を聞いて、自分にとっての「良い音」を見つけるしかないです。
僕の場合は、ジョンフルシアンテのソロの潰れたサウンドであったり、BUMP OF CHICKENの藤原基央さんのクリーントーンが「良い音」です。
色々な音楽を聞いて「この音いいな!」を見つけてみてください。
イコライザーの接続順番
接続順番は…
- 歪みの質感を変えたい場合→「歪みの前」
- ギターのサウンド全体の音色を変えたい場合→「歪みの後」
です。
エフェクターの順番についてはこちらの記事もよかったらお読みください。
僕は「歪みの直前」に接続してブースターとして使ってます。中音域を強調してあげると、音量を上げなくてもバンドの中でギターの音が前に出てくれます。
おすすめイコライザー6選
最後にイコライザーを購入するとして、何を買えば良いの?という疑問に答えます。
ちなみに…初心者の方は下記2点を満たしているものが使いやすいのでオススメです。
- 100Hz~3.2kHzを調節可
- グラフィック・イコライザー
理由としては、「100Hz~3.2kHz」の音域を超えてしまうと、設定を変えても音の違いがわかりにくいですし(とりあえずこの帯域を調節できればOK)、「グラフィック・イコライザー」は単純に目で見て直感で設定しやすいからです。
なお、「ノイズの有無」「Onにすると音量が上がってしまわないか」の2点は、購入の前にしっかり確認しましょう!
ROWIN|GTEQ
とにかく安い!(¥2,838 税込)イコライザーを試したい人はこれで必要十分です。ノイズも少なく、ボリュームノブがついていて音量の調節が可能です。使って実感、優良エフェクターです。
BOSS|GE-7
1981年販売から約40年使われ続けてる歴史的エフェクターです。質もコストパフォーマンスも最高です。正確な周波数のコントロールが可能なところが特徴で、多くのスタジオミュージシャンの方々も今だ愛用しています。(現場でよく見かけますね…)レベルの調節もできます。中音域が粘つくような特性を活かしてブースターとして使用するのもおすすめです。
詳しくはこちらのレビュー記事もご覧ください↓
BOSS|EQ-200 GRAPHIC EQUALIZER
「イコライザー」や「ブースター/軽い歪み」として使え、4つの設定を保存できるメモリを持つ超高性能グラフィック・イコライザーです。筐体右のLEVELフェーダーによって音量・歪みを調節することが出来ます。イコライザーとしては広い音域をカバーしており、欠点は感じられません。コンパクト・イコライザーの最高傑作かと思います。趣味でやってるアマチュアバンドマンにはオーバースペックでは?と感じずにはいられないですね…。
詳しくはこちらのレビュー記事もご覧ください↓
MXR|M109S SIX BAND EQ
トゥルー・バイパス仕様であり、「ノイズリダクションサーキット」を搭載しています。ノイズや意図しない音色の変化が少ないナチュラルな音色のイコライザーです。ノブ部分が青色に光るので暗いステージでも使いやすく、LEDの光が強いので見た目もGoodなエフェクターです。価格も安く高品質ですので、初・中級者レベルの方におすすめです!
詳しくはこちらのレビュー記事もご覧ください↓
MXR|M108S 10 Band Graphic EQ
M109S同様、トゥルー・バイパス使用であり、「ノイズリダクションサーキット」を搭載し、ナチュラルなサウンドです。操作姓としては12個のスライダーを装備し、ボリュームとゲインも調節可能です。環境を選ばず細かなイコライジングが可能であり数々のギタリストが愛用しています。
詳しくはこちらのレビュー記事もご覧ください↓
EARTHQUAKER DEVICES|Tone Job EQ & Booster
パラメトリックイコライザー(ノブをグルグル回すタイプ)のモデルです。繋ぐだけで音が良くなるような計算された回路と設定で、ONにするだけで音の抜けが良くなります。ギター・ベース問わず、どんな環境でも「一つ深いところまで音作りができる」モデルかと思います。
以上です。