One Control徹底解剖【おすすめエフェクター/特徴/評判】【大ファン】

ブランド(メーカー)

この記事を読めば、【One Control】のおすすめエフェクター・評判/特徴・歴史・がわかります。

本ブログを書いている僕の経歴。

  • ギター歴 14年
  • エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
  • Twitterにてエフェクター情報を発信中

One Controlについての情報を惜しみなく記載します!

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One Controlとは、どんなエフェクターブランド?

One Controlは、岩手県のエフェクターを中心に輸入代理店を務めるLEP INTERNATIONALのオリジナルブランドとしてより2010年に設立されました。設立当初から「限られた予算で最良のものをつくり、それを世界へ向けて発信する」という目標の下に製作が進められ、設立1年後にはアメリカのNAMM Showに出展するなど早くから海外進出に着手しています。近年のユーザーのニーズを的確に満たす戦略的なエフェクター作りが特徴で「コンパクト」で「安価」、そして「使いやすい」エフェクターが数多く生産されており、わずか数年で世界的なブランドへの成長しています。

また、One Controlのエフェクターは、Mad Professor やBJEFと同様に「Björn Juhl氏」が設計を手掛けています。設立当時から世界中のプロミュージシャン・クリエイターから注目され、結果としても高い評価を得ています。

実は、この「Bjorn Juhlが設計」「数年で世界的なブランドに成長」という2点は、まさにMad proffessorと同じ特徴。両ブランドとも世界的なブランドとして確固たる地位を築いている事実は、Bjorn Juhl氏の手掛けるエフェクターのクオリティの高さを物語っていますね。

One Controlの特徴・評判

僕はOne Controlのエフェクターの特徴は大きく以下の3つだと感じています。

  1. スイッチャーがめちゃくちゃ良い
  2. ユーザーのニーズを的確に把握している(誰にでも使いやすい製品が多い)
  3. エフェクターから周辺機器まで豊富な製品ラインナップ

少し詳しく説明します。

スイッチャーがめちゃくちゃ良い

One Control はスイッチャーの製造・販売に注力しています。そもそも、One Control から一番最初に販売された製品が「スイッチャー」であることからも、音色を変えるエフェクターのみならず「周辺システム部分」を重要視していたことがうかがえます。ラインナップを見ても簡易的なスイッチペダルからMIDI搭載の10ループを超える大型モデルまで30種類以上のスイッチャーが展開されています。実際の現場でも多くのプロギタリストのシステムに採用されてますね。

個人的に嬉しい特徴は、One Control のほとんどのスイッチャーでマルチ電源が搭載されているところです。他社の製品だとあまりなくて別の電源を使用する必要がありますが、One Control だとより一層エフェクターボードがスッキリしますし、故障ポイントも減るので嬉しいポイントですね。

ユーザーのニーズを的確に把握している(誰にでも使いやすい製品が多い)

汎用性が高く、誰にでも使いやすい音色・機能を搭載している製品が多いです。これはMad Professor やBJEFと似ているような気がします。(該当のブランドで、エフェクター設計を手掛ける「Björn Juhl」氏のエフェクターの特徴なのかもしれませんね)

現場至上主義なイメージで、ギタリストやお客さんのフィードバックを受け、カスタマーファーストで製品の開発に取り組んでいるような印象です。逆にいうと”個性的な製品”が少ないようにも感じますが、One Control の製品を買えば手堅く間違えのない選択になると思います。(現に、スイッチャーやチューナーなど、安定感が求められ、確実に駆動してほしい製品には特に定評がありますね。)

エフェクターから周辺機器まで豊富な製品ラインナップ

エフェクターから周辺機器まで豊富な製品ラインナップを取り揃えています。スイッチャーの豊富なラインナップは言わずもがな、歪み系を見てもTS系・ダンブル系のオーバードライブや、ディストーション、ブースターなど多種多様で、空間系やモジュレーションももちろん幅広い種類が取り揃えられています。定期的にOne controlのニュースリリースをチェックしてますが、多い時期には月に一回ペースで新商品がリリースされているような印象です。

また、製品ラインナップの最大の特徴は、ベルクロやパワーサプライ、エフェクターボードなど、周辺製品を豊富に取り扱っている点かと思います。隙間産業?的な感じで、「こんな製品があれば嬉しいな」といったニッチなギター製品を調べると、One Control から販売されていることも多いですね。

One Controlのエフェクターレビュー【実際に使用し厳選】

最後に、僕が実際に使って本当に良いと思ったOne Controlのエフェクターを厳選して紹介します。

One Control|Crocodile Tail Loop OC10

7つの並列ループと3つの独立ループスイッチが搭載されています。モードはプログラム・モードとダイレクト・モードが選択できます。ダイレクトモードは一般的なループスイッチャー、プログラム・モードでは、合計70個までプリセットが設定できます。他にも現代のユーザのニーズに合わせ必要な機能が搭載されています。

プロ仕様の高機能帯のスイッチャーとしては、他メーカーと比べて安くて導入しやすいかと思います。実際に使ってみると、操作性も分かりやすく、初めてのスイッチャーとして買っても1週間くらいいじってみれば説明書読まなくてもなんとなく使えちゃうんじゃないかなと思います。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Agamidae Tail Loop

6つのエフェクトループを持ち、100種類プリセットも保存可能なプログラマブル・スイッチャーです。このスイッチャーの最大の特徴はとにかく「小型」なところかなと思います。

個人的にはmコンパクトエフェクター5〜10個くらいを直列で繋いで使っている方など「スイッチャーはいらないかな…」と思っている方にぜひ使って欲しいです。価格も高くないですし、Agamidae Tail Loopは手軽に導入できるような様々な工夫が詰め込まれていて、スイッチャーの基本を網羅的に覚えられるかなと思います。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Minimal Series Black Loop

コンパクトで持ち運びやすく、機能的にも極めてシンプルな2Loopボックス。ユーザの使いやすい工夫が随所に散りばめられています。特徴的な機能としてはDCアウトが2つ搭載されています。これが結構便利で、搭載しているパワーサプライは全部埋まっていてもあと1つ、電源供給源になることができます。

筐体が小さいですが、スイッチ間が狭かったりDCケーブルが差しにくいと言う弊害もなく安心して購入できるかなと思います。また、どちらがONになっているかインジケーターの光で確認できます。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Honey Bee OD 4K Mini Standard

伝説のオーバードライブペダル「BJFE Honey Bee OD」を、製作者本人であるBjörn Juhl氏が新たに設計したオーバードライブです。手元のコントロールへの追従性がかなり高く、様々な表現が可能なペダルに感じます。その分自分のミスもちょっとしたピッキングの変化も音に乗って伝わってくる印象。誤魔化しが効かない解像度が高いエフェクターだと感じます。

本家BJFE Honey Bee ODと比べるとどうなのか、という点については、音の方向性は一緒ですが本家の方が若干ブリブリっとしたジューシー、それでいて音域が広くブルージーな音だと感じます。一方で、今回のHoney Bee OD 4K Mini Standardについては、本家に負けないビンテージライクなサウンドでありながら、より近年のパキッとしたデジタルサウンドにも馴染みそうな、クリアできらめくような歪みに感じます。音は好みですし優劣があるわけではないですね。ただ間違いなく言えるのは本家のHoney Bee ODを買おうとすると10万円近くしますから、比較すると現行品はお得な価格かと思います。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Prussian Blue Revrb

「自然な残響」という印象で、特別な機能はないですが、ギターの弾き手のニュアンスや想いを消すことがなく、非常に繊細に綺麗に空間を広げてくれるリバーブだと思います。イメージとしては、大きなホールというか、放課後一人で教室でギターを弾いているくらいの柔らかい反響音を感じます。

StrymonやBOSSなど、マルチ空間系エフェクターのように多種多様なリバーブ音が出せるエフェクターが流行っている気がしますが、潔く3ノブで一つの音を極めた自然なリバーブって実はなかった気もします。一度これと決まれば迷わずにシンプルに演奏できます。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Lemon Yellow Compressor 4K

コンパクトな筐体にユーザーの「こんなコンプが欲しい」が凝縮されている印象。圧倒的にナチュラルなコンプレッサーかと思います。レコーディング機器に肉薄するピュアで自然なエフェクトを得ることが出来ます。また、変わった使い方としてはGainを上げるとコンプレッションが強まり、Volumeも調節できるので、ここぞというカッティングなど、コンプ✖︎ブースターとして使用するのも面白いかなと思います。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Pale Blue Compressor

「Lemon Yellow Comp」と同様にとにかくナチュラルな響きを追求しているエフェクターです。派手さはないですが、とにかく「曲や音楽に馴染む」ことに特化しているように感じます。最大の特徴は以下6つのコントロール・ノブで、超絶細かくコンプレッションを設定できる点かと思います。コンプレッサーでありますが、音域の強弱も設定することができるのでイコライザーの機能も掛け合わせたようなエフェクターになっています。

また、”ロングトランジェントとショートトランジェントを自動的に判別するインテリジェントアタック/ディケイ回路”(公式HP)なる機能を搭載しており、コンプレッサーをかけていないような自然な響きのまま「音を均一にまとめ」「音圧を押し上げて」くれます。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Control|Minimal Series BJF Buffer

One Controlの搭載されている高品質な「バッファー」を切り出したモデル。劣化したサウンドも「バッファー臭さ」を出すことなく、ナチュラルで原音に忠実なサウンドにリカバリーすることを目指して設計されているようです。しかし、実際に使ってみると若干ハイが持ち上がるような、高音域がキラメクような感じがしました。僕のサブエフェクターでは直列で7〜8個のエフェクターをつなげていて、激しく音の劣化がありました。このバッファーを繋げると劣化が本当に解消されてエフェクターの効きも良くなります。

▼詳しいレビューはこちらの記事をご覧ください。

One Control|Minimal Series Tuner with BJF Buffer -TUNE POWERED BY KORG-

KORGから発売されている大人気チューナー「Pitchblack mini」に 、上で紹介した「BMinimal Series BJF Buffer」 を追加搭載した2in1の進化系モデルです。個人的に最もおすすめのチューナーで、絶賛愛用しています。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

One Controlに関する「全ての記事」はこちらにまとめてあります。本記事に掲載しきれなかったエフェクターのレビュー記事もございますので、是非ご覧ください。

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「One Control」の記事一覧です。

以上です。

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