ワウペダル探しの旅を終わらせる至極の8選と選び方【超おすすめエフェクター】

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「Kung Gnuとか、エリック・クラプトンの曲で「ワウワウ」鳴っている…あの音が鳴らしたい。何やら『ワウペダル』というものが必要らしいが、ワウペダルってどういった原理のエフェクターなの?買うとしたらどれがおすすめ?

といった疑問に答えます。

本ブログを書いている僕の経歴。

  • ギター歴 14年
  • エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
  • Twitterにてエフェクター情報を発信中

僕はとにかくワウペダルにこだわっていて、10台以上のワウを所有し、100種類以上を弾いた経歴があります。本記事ではそんな僕が実際に使って「本当におすすめできると感じたワウペダル」を8つ紹介します。

この記事を読めば、以下3点が分かります。

  • ワウペダルの「原理」
  • あなたに「最適なワウペダル」
  • ワウペダルの効果的な「使い方」
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ワウペダルの原理を解説します。

まず、やみくもにエフェクターを買ってしまわぬように…「ワウペダルとは?」について簡単に説明します。

そもそも、ワウペダルは「フィルター系エフェクター」というカテゴリに属しています。

フィルター系エフェクターとは…?

フィルター系エフェクターとは、周波数帯域ごとの強弱をコントロールするエフェクターです。「特定の帯域」をカット or ブーストしてサウンドを変化させることができます。例えば、アンプの「トレブル、ミドル、ロー」のツマミもフィルター機能の一つと言えます。

▼「周波数帯」については、イコライザーを説明している↓以下の記事で詳しく説明しています。

 

ワウ・ペダルはペダルを踏みこむことで周波数特性に変化を加えるエフェクターです。

  • 踏みこんだ状態は高音域がブーストされ「ワ」
  • 上げた状態では中低音域がブーストされ「ウ」

と音が変化します。その音がワウワウと個性的な音色を生み出しています。

ワウペダルの使い方「2パターン」紹介します

ワウペダルの効果的な使い方を紹介します。

①ディストーション+ワウペダルで「ソロギター」

一つ目はジミ・ヘンドリックスやスティービー・レイボーンに代表されるように「ディストーション+ワウペダル」の使い方。ハードロックやメタルな楽曲で、チョーキングに合わせたり、リズムに合わせ踏むなどが代表的な使い方です。激しいソロプレイでの使用がおすすめです。

②クリーントーン+ワウペダルで「ファンキーなカッティング」

二つ目「クリーントーン+ワウペダル」でファンキーなカッティングに合わせて踏む使い方。70年代に代表されるファンクミュージックにはマストな奏法。近代的なシティ・ポップでも、爽やかなバッキングの中で受け継がれています。

ワウペダルの接続順

provided by @nagisa_okajima

歪みの前に置くのが一般的な繋ぎ方です。ただ、ルールはありません。

ワウは接続順によってエフェクトのかかり具合が変わりますので、自分で試して好きな接続順にすることをオススメします。


▼詳しくは、エフェクターの接続順について説明している記事を書いているので、こちらをお読みください。

 

おすすめワウペダル8選

1000台以上のエフェクターを使用してきた僕が(個人的に)おすすめできるワウペダルを紹介しています。定番のものから、最新のものまで紹介してますのでぜひ参考にしてみてください。

VOX

VOX V847A

ワウペダルの元祖です。ワウペダルの始まりは、VOX社が1967年にトランペット奏者クライド・マッコイに向け製作したペダルが元となっており、そのペダルは後に「V846」として販売されています。その後継機種がこちらの「V847A」です。外観・音ともにオリジナル・ワウペダルを再現しているモデルです。バッファード・バイパス仕様になっています。

▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

 

VOX V846-HW

伝説的名機「V846」の復刻版ワウペダルです。令和の時代でもジミ・ヘンドリックスや60/70年代のギターヒーローが好きだ!というモノ好きな僕の同士の方々にはまずこれを試して欲しいです。色々調べると使用パーツや仕様など、まじで信じられないくらい高品質で、値段も2倍くらいしていいんじゃないかなと思う仕上がりです。個人的には、20台くらいの様々なワウを弾いてきましたが、往年のギターサウンドを目指して定番ワウペダルの音色を追い求める場合、これ以上に最適なワウペダルは存在しないと思います。ただし、ワウのかかり具合は狭いです。あくまでも「V846」の復刻版ですから、近年のギュワンギュワンいわすワウペダルを求めちゃうと、若干の物足りなさはあると思います。

▼詳しいレビューは↓こちらの記事をお読みください。

VOX V845

ワウペダルの代名詞「VOX V847」をもとに制作されたワウペダルです。格安ですがVOXが培ってきたノウハウが惜しみなくつぎ込まれています。つくりもめちゃくちゃいいです。僕も10年以上使ってますが全く壊れてません。基盤や筐体のパーツを安価な部品に組み替えることでコストを削減していますが「音」や「堅牢性」に関しては他の高価格モデルと変わりなく「VOX品質」を継承していますので安心して購入していいかと思います。

▼詳しいレビューは↓こちらの記事をお読みください。

JIM DUNLOP

JIM DUNLOP GCB95 Cry Baby

80年代にエリック・クラプトンが使用して人気が爆上がりしたCry Babyの最も代表的なモデルです。(Cry Babyの元祖モデルです。)VOXよりも音の変化域が広く、激しく叫ぶようなサウンドを作り出すことができます。*トゥルー・バイパス回路です。

JIM DUNLOP Cry Baby Mini

上記の「GCB95」を小型化したモデルです。特徴としては、3つのモードを搭載しており、GCB95を模した「High」、低音域を強調した「Low」、60年代のヴィンテージサウンド「Vintage」をスイッチで選択可能です。小さくなったが音色は変わらず、ハイテクなワウペダルです。

【僕もサブボードで愛用中】▼詳しいレビューは↓こちらの記事をお読みください。「小型ワウって実際どうなの?」って疑問も解消されると思います。

 

JIM DUNLOP Buddy Guy Signature CRY BABY WAH

これまた私の愛用ワウペダル。ブルースの神、バディ・ガイのシグネチャーモデルです。東京事変の「浮雲」や新3代ギタリスト「ジョンメイヤー」も使用する、玄人好みのワウです。超繊細に音がうねるので扱いにくいですが、グワっと音が変化し、神がかる瞬間に魅了される人が続出しています。

一般的なcrybabyよりも可変域が広く、crybabyシグネチャーモデルの代表作かなと思っています。

※その他にも、たくさんのシグネチャーモデルを販売しているのも「cry baby」の魅力の一つ。ELLEGARDENやNothing’s Carved In Stoneで活躍している「生形真一」さんのモデルなど数多くのモデルがあります。(詳細は公式サイトを見ると楽しいと思います)

【僕もメインボードで愛用中】▼詳しくレビューしてますので↓こちらの記事もご覧ください。

 

その他ブランド

Ibanez WH10 V3

banezから1987年に発売された「WH10」の3世代目のモデルです。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のジョン・フルシアンテが愛用したことも大きなきっかけとなり世界中に広がり伝説になったペダルかなと思います。VOXやcry babyなどの定番アイテムとは一線を画す独特のうねりのある個性的なワウペダルで、歪みエフェクターと掛け合わせてギュワンギュワンうねる歪みサウンドは本当に最高に気持ちいいです。

▼詳しいレビューは↓こちらの記事をお読みください。

Xotic XW-1

伝統のVOXやCrybabyの人気を追い越していくような新しい定番ワウペダルです。最大の特徴は幅広い音作りが可能な点です。側面にある4つのノブとエフェクター内部にある4つのディップスイッチを駆使して奇抜なえぐい効果から自然なトーン調整まで音作りが可能です。スタジオミュージシャンを筆頭に、現場によってあらゆる音作りを求められる「プロ」に選ばれまくっている理由はまさにこの音の幅の広さかと思います。VOXやCrybabyの王道ビンテージワウを基準にしつつ、近年のEDMサウンドやエレクトロ音楽なんかにも親和性が高い、使い勝手の良いペダルかと思います。

▼詳しいレビューは↓こちらの記事をお読みください。

この記事のまとめ

  • ワウペダルは周波数特性に変化を加えるエフェクター。
  • 「VOX」と「crybaby」が定番。好きなアーティストの使用機材や、自分の使い方次第で好みのものをお財布と相談しながら選択しましょう。
  • ハードロックやファンクミュージックを聴いて使い方のアイデアを盗もう。

以上です。

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フミフミエフェクター
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