「ファズが欲しいけど、何を買えば良いかわからない。」
という疑問に答えます。
本ブログを書いている僕の経歴。
- ギター歴 14年
- エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
- Twitterにてエフェクター情報を発信中
僕はとにかく歪みエフェクターにこだわっていて、ファズについても10台以上を所有し、数え切れない程のファズを弾いた経歴があります。そんな僕が実際に使って「本当におすすめできると感じたファズ」を5つ紹介します。
加えて、僕の経験を生かして『自分に合ったファズを選ぶポイント』も紹介します。
この記事を読めば、あなたのファズ探しの旅が終了します。
そもそもファズとは何?
そもそもファズとは・・・
「超深く歪むエフェクター」です。
というのも、オーバードライブ/ディストーション/ファズなどの歪みエフェクターの違いって実は明確な定義はありません。メーカーや人によってそのエフェクターをオーバードライブとカテゴライズするか?ディストーションにカテゴライズするか?は変わってきます。
※歪みエフェクターの定義については詳しくはこちらの記事をお読みください。
ファズの選び方(✔︎チェック項目)
ファズを選ぶ際の確認ポイントを下記にまとめました。本記事の確認ポイントを網羅してからエフェクター選びを始めていただければ…「あなたの求めている音」を予算内でGET出来ることを約束します。
✔︎本当にファズは必要?
そもそもファズは必要でしょうか?アンプ直でも対応できないか?既存のエフェクターで対応できないか?試奏を重ねてしっかり考えることをおすすめします。エフェクターボードのエフェクターが増えることはデメリットの方が多いです。できるだけ必要最低限の機材で演奏しましょう。
✔︎どんな音が出したい?
ファズを使ってどんな音を鳴らしたいでしょうか?可能な限り”具体的に”イメージしてからエフェクター選びをはじめましょう。例えば「〇〇という曲の一つ目のギターソロの音が鳴らしたい!」というレベルではっきりと出したい音をイメージしておくとGOODです。
※とはいえ、試奏してみて直感的に「良い!」と感じたものこそが、あなたに最適なエフェクターである可能性も高いです。自分の中の軸は作りつつ、直感も大事にしてください。
✔︎予算は?
いくらまで出せますか?エフェクターはピンからキリまで物によって値段差が大きいです。そのため「支出できるお金の上限」をあらかじめ決めてから選び始めることをオススメします。※高ければいいというわけではないが、音を突き詰めると際限なく高価なエフェクターが欲しくなる場合が多いかと思います。お気をつけて…
超おすすめファズ5選
※★マークは特におすすめのファズ・エフェクターです。
★ZVEX|FUZZ FACTORY Vexter Series
Z-VEX社を代表するエフェクター。ファズを語る上では欠かせない歴史的な名機です。5つのコントロールを調節することで幅広いファズサウンドを表現できます。クラシックなファズサウンド〜予想できないぶっ飛んだ音まで作り出せる、まさに「ファクトリー」なエフェクターで、ファズの暴れ具合を120%楽しめます。
入手困難なパーツとしても有名な歪み回路に「ゲルマニウムトランジスタ」を採用していて、温度や湿度によって音にわずかに変化が生まれます。その日の環境によって違う表情を見せてくるのも特徴の一つです。
★BEHRINGER|SF300 Super Fuzz
BOSSの初代ファズ「FZ-2」のコピーエフェクターとして誕生したが、今では本家よりも評価の高い一台かと思います。
なんといっても「安い」です。約3000円というリーズナブルな価格によって誰にでも手に取りやすいエフェクターかと思います。
音色としては3種類のエフェクトモードを搭載しています。モードによっては和音が潰れて聞き取れないほど深く超過激に歪ませることができます。また、往年ビンテージ・ファズペダル同様バイパス時はかなり音ヤセします。ここらへんもファズっぽくて愛着の湧きやすいファズです。
ELECTRO-HARMONIX|OP-AMP Big Muff
伝説の「Op-amp Big Muff」の復刻版です。現行のBig Muffよりもかなりディストーションライクなサウンドです。そのディストーションライクで豪快なサウンドが人気を博しています。いい意味でディストーションライクなので、普段Big Muffにピンときていない人でも好きになれる一台かなと思います。
オリジナルの「Opamp Big Muff」は他のビッグ・マフとは異なり、増幅素子にトランジスタではなくオペアンプを採用しており、1978年にわずかな台数しか生産されてません。また、本機は「ELECTRO-HARMONIX社」と「ビリー・コーガン(Smashing Pumpkins)」がコラボし開発された復刻エフェクターとなっています。
BOSS|FZ-5
FZ-5はビンテージ・ファズのサウンドをモデリングしたデジタル・エフェクターです。他メーカーの機種もほとんどがアナログ基板により作られていますので、その点で従来のファズとは一線を画しています。
1960-70年代に誕生した3つのファズ(FUZZ FACE/Maestro FZ-1A /Octavia)を一台にまとめてあり、筐体真ん中のスイッチで3つのモードを選択することができます。汎用性があるのはFモードのみで、他の2モードは超個性的です。使いこなせば唯一無二の個性が手に入るかと思います。
また、歪みの量もかなり深く、オリジナルを超えるほどの過激な歪みまで対応します。
VEMURAM|Myriad Fuzz
Myriad Fuzzは、フロリダ出身のブルース・ギタリストJosh Smith(ジョシュ・スミス)のシグネチャーモデルとして開発されたファズエフェクターです。
「シリコン・トランジスタ」と「ゲルマニウム・トランジスタ」の両方を搭載しており、本体上部のトリマーとFEELツマミの操作によって、轟音のようなシリコンサウンドと、温かみを感じるゲルマニウムサウンドをミックスし多彩なサウンドを生みだすことができます。
また、ヘッドルームをたっぷり持たせた作りになっているので、エフェクターのLEVEL /FUZZノブの操作だけでなく、手元のギターのボリュームやピッキングの強弱によって、轟音ファズ〜クランチまで表現することができます。
最後に…ファズのみならず「全ての歪みエフェクター」を網羅したおすすめ記事も掲載しています。こちらの記事も参考にしてみてください。
以上です♪