オクターバーの全てがわかる!おすすめ6選【実証済】【エフェクター】

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「オクターバーってなに?買うとしたらどれがおすすめ?ちなみに、どういった原理で動いてるの?

という悩みを解決します。

本ブログを書いている僕の経歴。

  • ギター歴 14年
  • エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
  • Twitterにてエフェクター情報を発信中

僕はオクターバーに結構こだわっていて、最新機種から、ビンテージのオクターバファズまで色々な種類のオクターバーを弾いてきた経歴があります。本記事では僕が実際に使って「本当におすすめできると感じたオクターバー」を6つ紹介します。

また、僕の経験を生かして「オクターバーの原理」や「ピッチシフターとの違い」も紹介します。

この記事を読めば、オクターバーについて理解し、オクターバー探しの旅が終了します。

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そもそも、オクターバーとは

まず、簡単にオクターバーについておさらいします。

オクターバーとは「ワンオクターブ下もしくはツーオクターブ下の音を付け加える機能に特化したエフェクター」です。(製品によっては「オクターブ上」のサウンドを鳴らせる物があります。)

オクターバーの基本原理は「ファズ」をもとに作られています。ギターの信号を一度歪ませて波形を加工して、オクターブ下の音を生み出しています。そのため、電子的に音を変えているピッチシフターよりも倍音豊かで重厚なサウンドです。しかし、今やメーカーによって「オクターバー」と名乗っていても色々な機能がついています。明確な定義は定まってなく、ピッチシフターとの境界はかなり曖昧です。

ピッチシフターとオクターバーの違い

オクターバーとピッチシフターの違いを下にまとめました。

オクターバー

  1. 原理:ファズの技術を応用
  2. 回路:アナログ(稀にデジタル)
  3. 機能:基本的には「ワンオクターブ下もしくはツーオクターブ下」を加えるのみ。
  4. 音質:音痩せはあまりない。倍音豊かで重厚な音色が多い。

※ビンテージ・オクターバは「単音」にしか使用できないものが多いです。現行品はほとんどが「和音」にも対応してます。

ピッチシフター

  1. 原理:デジタル・ディレイの技術を応用
  2. 回路:デジタル
  3. 機能:多機能(色々な種類があります)
  4. 音質:音痩せする機種が多々ある。デジタルな繊細で美しい音色が多い。

※ピッチシフターについては↓こちらの記事で詳しく紹介しています。

おすすめのオクターバー・エフェクター6選

provided by @Masa678

おすすめのオクターバーを6台紹介します。実際に弾いて「良い」と確信したものを紹介しています。あなたに適切なオクターバーはこの中にあると思いますので、ぜひじっくり選んでください。

ELECTRO-HARMONIX|NanoPOG

オクターバーの代名詞的な超人気エフェクターです。ギュッと締め付けられるような温かい和音が特徴です。多機能ではないですが、オクターブ音が自然で美しいです。”Tom Misch”や”Jack White”など、オクターバーを多用するギタリストのほとんどがPOGシリーズを使用しているではないでしょうか?使い方次第で新たな音楽を創り出すことができます。

同シリーズにはPOG2とmicro POGが他にありますが「NanoPOG」が最も小さく軽量なモデルです。

詳しくは↓こちらの記事で解説してます。

BOSS|OC-3 Super Octave

長年愛され続けてきたOC-2の音色に加えて、和音に対応する「ポリフォニック」や、歪み音を加えてくれる「ドライブ・モード」などを搭載する、多機能なオクターバーです。個人的にはドライブモードをソロだったり、音数の少ないフレーズで踏むのが、かなりおすすめです。なんでもない演奏もONにするだけで無骨な存在感が出るかと思います。

詳しくは↓こちらの記事で解説してます。

TC ELECTRONIC|NETHER OCTAVER

最大の特徴として…とにかく安いです(¥5,038 税込)ただ、和音や低音にも問題なくエフェクトがかかりますし、オクターバーとしての必要十分な機能を搭載しています。「ワンオクターブ下 / ツーオクターブ下」を加えることができシンプルで使いやすいです。オクターバー特有のオルガンのような厚い音色も楽しめます。

詳しくは↓こちらの記事で解説してます。

ELECTRO-HARMONIX|POG2

Nano POGよりもコントロールが多く、音作りの幅が格段に広がったハイスペック・モデルです。数多くのプロギタリスト / ベーシストが愛用しています。左側の5つのスライダーで「原音/-1オクターブ下/-2オクターブ下/+1オクターブ上/+2オクターブ上」と5つの音量を調節可能です。右側の3つのスライダーでは「ATTACK(音がフェードインする時間)、LP FILTER(ローパスフィルター)、DETUNE(オクターブ音の音程)」を調節できます。これらを駆使すれば変態的な音も作りやすく、設定は8種類まで保存しておくことが可能です。

TC ELECTRONIC|Sub ‘N’ Up Octaver

TC Electronic らしく「最先端のデジタル処理能力」を搭載してあり、オクターバーとしては珍しく高機能なモデルです。Sub N Up Octaver(サブンナップ・オクターバー)は2016年に発売されました。特徴としては、デジタル処理を活かした「和音」への反応の良さです。機能としては「原音/1オクターブ上/1オクターブ下/2オクターブ下」の音量調節が可能。中央トグルスイッチでは「単音/和音/Toneprint」とモード切替が可能です。

YAMAHA|OC-01

ビンテージ・オクターバの中で最もおすすめの一台です。70年代のYAMAHAゼロワンシリーズの一つです。現行のものにはない、少しチープながら野太いオクターブ音が特徴的です。「布袋寅泰」が使用したことしたことで人気に拍車がかかっています。

以上です。 

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フミフミエフェクター
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