「RATってどういうエフェクターなの?歴史とかはいいから、結局の所どう使えばカッコイイか教えて!」
という疑問に答えます。
この記事を読めば「RAT2の特徴・使い方」が理解できるので、絶対にRAT2をかっこよく使えるようになります。
※購入前の検討材料として読むのもかなりオススメです!
*記事の最後に、おすすめRAT系エフェクターも紹介します。
僕は「Proco RAT2」を11年間愛用しています。人生でこれ以上のエフェクター は現れないと思ってまし、僕のギターにはRATの血が流れているといっても過言ではないです。。
※上にあるサイトロゴもRATをモチーフに作成しています(笑)
そんな僕のこれまでに蓄積した「RATのノウハウ」を余すことなく紹介します。
ProCo|RAT2とは〇〇なエフェクターです
結論から言うと…
RATとは「日本人が大好き」なエフェクターです。
RATを使っているアーティストは?と聞かれると「ジェフベック」を代表に80年代の欧米のギターヒーロー想像する方が多いと思います。しかし、サザンオールスターズやミスターチルドレンなどの超有名バンドを含む歴代邦楽アーティストも、めちゃくちゃRATを使ってます。
つまり、多くの日本人にとっては「RATの音」=「知らず知らずのうちに幼いころから聞きなじんでいる音」と言えます。ここまで多くの日本人アーティストが使用したディストーションってあまりないかと思います。
RATの音とは?
次に…「RATの音」ってどんな感じなの?という疑問を解消します。
RATの音をざっくり言うと「ディストーション」と「ファズ」の中間くらいのサウンドです。
ただ、表現できる音の幅はとても広いので、設定によって様々な音を鳴らすことが出来ます。「FUZZのような潰れた音」から「輪郭のハッキリしたオーバードライブの音」まで鳴らせます。ゲインを下げて「クリーンブースター」として使用する方もいます。
無骨な筐体から生み出される「攻撃的なディストーションサウンド」こそ「RATの音」として認知されています。一方で、器用にたくさんの表情を見せてくれるのも魅力の一つです。
RATの唯一無二の特徴
RATにしかない「唯一無二の特徴」があります。
それは…
中央にある「FILTER」ノブです。
このノブの存在が最大で最強のRAT2の個性だと僕は思います。
他のエフェクターやアンプに搭載されている「TONEノブ」を回したときとは音の変化が異なります。「歪みの輪郭をぼやかすか/ハッキリとさせるか」というサウンドメイクの中でも難しい設定をたった1つのノブでコントロールできます。
このノブをぐるぐる回すだけで「ファズ〜クリーン」までどの歪みでもしっかりとサウンドを作り上げる事ができますし、バンド・サウンドの中に自然に音をなじませることも可能です。
僕はギターを始めて1年未満でRAT2を購入しましたが、ど素人の僕でも「FILTER」ノブのおかげで直感的に気持ちのいいポイントを探すことができました。
ProCo|RAT2の具体的な使い方
ぶっちゃけ自分の好きなように使うのが一番ですが
僕のおすすめの使い方は…
ギターソロで「ギャツン!」と言わせたい時に踏む
なぜなら、RATの最も得意な音はトレブリーで音抜けの良いディストーション・サウンドだからです。
「ブースターとしても使える」「ファズとしても使える」という器用なエフェクターではあるものの、それらの設定はあくまでも可能というだけでRATの得意な音ではないと思ってます。
Filterノブを10時くらいまで下げ、Gainを出来る限り上げてみましょう!少し耳が痛くなるぐらい攻撃的な歪みを生み出せるので、ソロで「ギャツン!」と言わせたい時に踏むとめちゃくちゃ気持ちいいです。僕は11年間で100台以上のエフェクターを購入しましたが、これに勝るディストーションを見つけることが出来ていません。
ちなみに…
「筐体の底には大きいゴム足がついてますが、一回ネジを外してゴム足を取っちゃえば、こんな感じでエフェクターボードに貼りつける事が可能です♪」
ProCo|RAT2はズバリどんな人が買い?
結論、音の良し悪しは個人のモノサシでしか測れないですし実際に弾いてみてビビッときた人が「買い」でしかないのですが…
超個人的な意見を言わせていただくと
「creap/radiohead」のガガッ!が好きな人は買いです
▼「radiohead/creap」
この曲は神すぎますが、RAT2を繋げば、こんな感じのアンプとは違う「トレブリーで攻撃的な歪み」を生み出すことが出来ます。
しかもシングルコイルだろうがハムバッカーだろうが、どんなアンプを使おうが組み合わせは大体なんでもOK。
どんな環境でも力を発揮します。なので汎用性を求める方も安心して買っていいと思います。
おすすめRAT系エフェクター3選
①もうちょっとFUZZよりがいい人はこれがおすすめ。ぐじゅぐじゅに音をつぶすこともできます。
②安い。興味本位で使ったけどぶっちゃけ音の違い分からんくらい完成度高いです…。もうエフェクターにお金をかけなくてもいい時代は来てますね。
③かわいい。より中音域が強調されて粘り気のあるサウンドで、TS系の匂いを感じます。
そうは言ってもやっぱり僕は本家が好きです。ギターを始めた15歳の頃から憧れ続けたエフェクターでしたし、11年使い倒した今でも愛おしいです。ライブ本番に「proco RAT2」を弾いた瞬間に何度も「身震い」したことがあります。(僕の商売道具でもあります)
最後にこの歌詞を。
マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ
毎晩絶頂に達して居るだけ
ラット1つを商売道具にしているさ
そしたらベンジーが肺に映ってトリップ
from 丸の内サディスティック/椎名林檎
以上です。(`・ω・´)
この記事がみなさんのエフェクターライフの一助になれば幸いです
最後に、「他のディストーションについても知りたい」という方は▼こちらの記事もご覧ください。僕のディストーションに関するナレッジを全て詰め込んでいます。