2020年4月発売のZOOMの最高峰マルチエフェクター/プロセッサー「G11」を紹介します。「安い(他社比1/3程度)」「高性能(プロ並)」「使いやすい」三拍子揃った優良マルチです。
この記事を読めば、【ZOOM|G11】の特徴・使い勝手・最安値がわかります。
この記事を書いている時点での、僕の経歴こんな感じです。
・ギター歴 11年
・エフェクター所有経験 150台以上
ZOOM|G11の「操作性」★最大の特徴★
①カラー液晶スクリーン
5インチ(約13cm)のタッチスクリーンを搭載し、まるでスマホを使っているような感覚で操作できます。例えば、エフェクトの追加・削除は画面タップ、並び順の入れ替えはドラッグで可能です。カラー液晶はMOOERが有名ですが、G11の方が使いやすく感じます。
※タッチパネル化しましたが、これまで「Gシリーズ」と使い勝手は基本的に変わりません。
指だけじゃなく、ピックで「カツカツ」触っても反応してくれるのが地味にありがてぇです。
②アンプセクション
いつでも即座に調整できる「アンプセクション」は、目の前にアンプがある感覚で操作できます。ライブ中もいじれるのでかなり使いやすいです。
③5つのストンプパネル
5つのストンプパネルは、実際にエフェクターを目の前に並べたときのような使い勝手です。以下の3パターンの操作モードを選択できます。
Play by PATCH MEMORY
【ライブ・練習におすすめ】パッチメモリをスクロールして順次切り替え
Play by EFFECT BOARD
【レコーディングにおすすめ】エフェクトチェインをすべて表示
Play by BANK ★基本コレでOK
【ライブにおすすめ】使用するパッチメモリをセットリスト順に構成、どのメモリにも瞬時にアクセス可能。左から4つのフットスイッチはパッチの切替、残りの2つがバンクのup/downです。
④エクスプレッションペダル
ボリューム/ピッチ/ワウ等をコントロールするエクスプレッションペダルを搭載しています。
ZOOM|G11の「音」
エフェクト(135種類)
「135種類」もの多彩なエフェクトを搭載しています。ZOOM新開発のエフェクト5種類もデフォルトで搭載されています。
Razor Drive:コムフィルターを使用したRazor Driveはフィルターをブーストすることで、レゾナンスピークの各帯域で歪みが発生するエフェクトです。これまでになかったタイプのディストーションサウンドです。
アンプシミュレート(22種類)
実在する名機のサウンドを再現した「16種類」の定番アンプモデルに加え、ZOOMオリジナル・アンプモデル「6種類」を搭載しています。
Krampus:80年代ブリティッシュアンプのブライトなトーンに、モダンハイゲインアンプの引き締まったローエンドを組み合わせたトーン。ギュッと歪みを濃縮したようなマーシャルライクなサウンドです。おすすめ!
キャビネットモデル(22種類)
上記の22種類のアンプモデルに対応する、キャビネットモデルも搭載しています。各アンプサウンドごとに最適化されたキャビネットサウンドが得られます。
IRローダー(インパルスレスポンス)
「IR」とはスピーカーキャビネットの音響特性を詳細にモデリングした技術です。昨今、流行の一途を辿っています。キャビネットごとに3つの異なるマイクポジション(オンマイク/オフマイク/ルームマイク)で収録された70個のIRデータをプリセットするほか、外部から最大130個までデータをロード可能。
今やアンプを使わずに、直接PAのスピーカーに繋いでライブする時代です。。
その他
■ループ&リズム
最長5分のフレーズを録音できるルーパーと、ルーパー機能と同期できる68種類のリズムパターンを搭載しています。
■チューナー
435Hz〜445Hzのキャリブレーション、オープン/ドロップチューニングにも対応する内蔵チューナーをいつでも呼び出せます。
機能・性能
プロセッシングパワー(処理能力)
2016年に登場したZOOM G5n(ひとつ前のモデル)の3倍以上のプロセッシングパワーを誇ります(つまり処理能力が高い=音の解像度がより鮮明です)
オーディオインターフェイス機能
DAWソフト「Cubase LE」の無償ダウンロードライセンス付属しており、G11は「4in/4out のオーディオインターフェイス」として使用可能です。G11だけで、音作り・宅録まで完結することができます。
もちろん、PC/Mac用アプリ「Guitar Lab」に対応してます。ZOOM製品をリモートから設定できます。*別売Bluetoothアダプタ「BTA-1」を繋げば、iOSアプリ版「Handy Guitar Lab」を利用可能です。スマホでポチポチ設定しちゃいましょう。
↓3500円くらいで買えます。
接続端子
- 4イン/4アウトのUSBオーディオ・インターフェース
- USB、Type-C端子
- 4端子センド/リターン端子(2系統)
- L/Rのステレオアウト
- 独立したヘッドフォン端子
- MIDI IN/OUT端子
- AUXインプット端子
USBのみならず、MACと連携できるUSB Type-C端子や、センドリターン4端子入と、近頃のマルチは入出力が充実してますね。
ZOOM|G11のサウンド・デモ
ZOOM|G11の価格(最安値)
2020年11月26日の最安値まとめ
- 楽天:79,100円(税込)
- Amazon:79,100円(税込)
- Yahoo:79,200円(税込)
- サウンドハウス:79,200円(税込)
メーカー希望小売価格 ¥90,000(税抜)
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まとめ
個人的には2.8kgの軽い筐体がかなりポイント高いです。実際に手に取ったら予想以上に「軽い」です。BOSSやLINE6など、同じような性能だと10万円以上するかと思いますし、高性能なマルチを探している方は是非試してみてはいかがでしょうか♪