「BOSSのトレモロっていろんなギタリストが使ってるみたい。買ってみたいけど、どんなエフェクターなんだろう?」
という悩みを解決します。
本ブログを書いている僕の経歴。
- ギター歴 14年
- エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
- Twitterにてエフェクター情報を発信中
僕はギターを始めて1年と、わりと早い時期に「BOSS TR-2」を買いました。以来10年間「BOSSのトレモロエフェクター 『TR-2』」をエフェクターボードに組み続けています。というのも、自宅用の安いアンプを大音量で鳴らした時にハウリングと共に自然発生する「音の揺れ」が大好きでした。ライブでも「自宅での音の揺れ」を表現したくなりトレモロを購入しました。
その経験を活かして「TR-2の購入を検討している方が知っておいた方がいいこと」をこってりお話します。
BOSSのトレモロ「TR-2」とは〇〇なエフェクターである
結論から言うと、TR-2とは「最高の隠し味」なエフェクターである。
なぜ「隠し味」かというと、TR-2ってぶっちゃけONにしてもあまり気づかれないんですよね。ただ、比較して聞くと確実に音の深みが変わって聴こえます。
「ジャーンとコードを鳴らす」「少ない音数でソロを弾く」といったシンプルな演奏も、トレモロをかけると「奥行きのある美しいサウンド」に変わります。
数あるトレモロの中で、なぜ「BOSS TR-2」?
ぶっちゃけ、TR-2は特徴のあまりない「ただのトレモロ」です。
ただし、トレモロエフェクターの中では圧倒的に操作が簡単で、いざという時にパッと触って直感的に狙った音色が作れます。
トレモロの様な「わき役」なエフェクターは、シンプルで扱いやすいもののを購入することをおすすめします。他にやる事たくさんありますからね。つまり、現場目線でいうと「ただのトレモロ」が最高なんです。
BOSSのトレモロ「TR-2」の使い方
自分の好きなように使うのが一番ですが
僕のおすすめの使い方は…
クリーントーンの味付けで使う!
僕はクリーントーンで何か演奏する際は、いつも薄くトレモロをかけています。マルチエフェクターで音作りしている方も、いつもの設定にトレモロを追加してみてください。グッと「奥行きのある」サウンドになるかと思います。
また、特殊な使い方も紹介すると、僕の永遠のギターヒーロー「トムモレロ大先生」はこんな風に使ってます↓
カッコ良すぎる。
BOSSのトレモロ「TR-2」はズバリどんな人が買い?
音の良し悪しは個人のモノサシでしか測れないですし、実際に弾いてみてビビッときた人が「買い」でしかないのですが…
個人的な意見を言わせていただくと
スピッツの「楓」が好きな人は買いかなと思います。
というのも、スローテンポの「美しいギターサウンド」には、ぶっちゃけ「トレモロ」はマストだと思ってます。(こんなことを言うのもおこがましいですが)スピッツの原曲も「TR-2」をかけたらもっとよくなるのになぁと思ったり…
トレモロで若干の音の揺れを加えることで、心に突き刺さるような刹那的な美しさを生み出す、と僕は思っています。
BOSS TR-2はonにした時音量が下がっちゃう?
「BOSS TR-2はonにした時音量が下がる!」…よくこんなレビューがありますよね。
感じ方は人それぞれですが、現行モデルの場合、はっきり言って「気にならない」です。
ただ、2006年より前に製造されていたタイプだと、中には音量がガクッと落ちてしまう物もあるそうなので中古購入する場合は注意が必要です。
※「新品購入」が最も安全ですが、製造時期をシリアル番号から判別するBoss Serial Number Decoder というサイトがあるので、参考にしてもよいかもしれません。
あと!TRー2の基盤上に「音量を調整できるトリムポット」が存在するってホント?
結論から言うと「あります」(古い個体にはない場合もある!)
ただし!メガネ用の極細ドライバでやっとネジが回せる程の小さな部品です。調節もかなり繊細なタッチを必要としますので、「素人にはいじれないモノ」と思っておいてください。(いじったら元には戻りませんよ・・・)
最後に…僕の「TRー2」の使い方を紹介します。
設定は「RATEが12時、DEPTHが1時、WAVEが2時」です。この設定が好きで「美しい揺れだなぁ」と感じます。
以上です。