本ブログを書いている僕の経歴。
- ギター歴 14年
- エフェクター所有数 約200台、使用数 約5000台
- Twitterにてエフェクター情報を発信中
エフェクターの接続順の結論
まずは結論から…
基本的なエフェクターの接続順はコチラ↓
これが全てです、頑張って覚えましょう。
※エフェクターの種類についてよくわからない方はコチラをご覧ください。
なぜ接続順は決まっているの?
では次に「なぜ、接続順は決まっているの?」という疑問を解消します。
そもそも、ギターからアンプへ音の信号は流れていきますので、繋いだ順番にエフェクターの効果が上書きされていきます。
例えば…「歪み→ディレイ」の順番でつなぐと、歪みエフェクターの効果でギャーンとなった音に、ディレイエフェクターの効果が上書きされて、ギャーン、ギャーン、ギャーンと歪んだ音が綺麗にやまびこします。
もしこれを逆に繋ぐと、やまびこした音が歪んでしまい濁った音になってしまう可能性が高いです。
このように、同じエフェクターを使っていても接続順次第で最終的な音はガラッと変わってしまいます。
特殊なサウンドを求めて、あえて接続順を変える人はいます。しかし、基本的な順番を守らなければ本来のエフェクターの良さを引き出せず、収集つかない音になる可能性が高いです。
まずは基本に忠実に。
【例外】基本的な接続順を崩すシチュエーション
エフェクターの中には、欲しいサウンドによって基本的な接続順を崩す必要があるものがあります。
今回は初心者の方が覚えるべき例外を4つ紹介します!
①音量を変える系エフェクター(ブースター、ボリュームペダルなど)
→歪みエフェクターの前に繋げるか、後に繋げるかで効果が変わります。
・歪みの後に接続(歪み→ブースター)
音色はあまり変わらず、音量が大きくなります。
※歪んだ音にブースターの音量設定が上書きされるイメージ。
・歪みの前に接続 (ブースター→歪み)
音量はあまり上がらず、歪みが深くなります。
※歪みエフェクターは入ってくる音量が大きいほど歪みが深くなる特徴があります。
②フィルター系 (ワウペダル、イコライザーなど)
→歪みエフェクターに繋げる場合、歪みの前に繋げるか後に繋げるかで効果の大きさが変わります。
・歪みの後に接続(歪み→ワウ)
音量/音色が激しく変化します。
※個性的だが扱うのが難しい音になります。
・歪みの前に接続(ワウ→歪み)
音量/音色の変化が少ないです。
※こっちの方が一般的な繋ぎ方で扱いやすいです。
FUZZとワウの場合、接続順の効果は特に顕著に違いが出ます!
③ハイイーピンダンスのエフェクター(ビンテージのファズやボリュームペダルなど)
ハイイーピンダンスのエフェクターは必ずギターの直後に繋いでください。
※さもなければ、あまりエフェクターが効きません。
そもそも「イーピンダンス」って何?
って思っている方も、とりあえずその疑問はスルーして大丈夫です。「ハイは最初」とだけ覚えてください。
④アンプで歪作る場合
アンプで歪みを作る場合、空間系/モジュレーション系はセンドリターン端子に繋ぎましょう。
センド端子→モジュレーション系 → 空間系 → リターン端子
※その他のエフェクターとギターはいつも通り繋いでください♪
空間系/モジュレーション系エフェクターをアンプのinputにそのまま繋いでしまうと本来歪みの後に発動したい効果が、アンプの歪みの前に発動してしまいます。
空間系/モジュレーション系のみセンドリターン端子に繋ぐことで、これらエフェクターの効果を、アンプの歪みの後に発動させる事が出来ます。
おわりに
ここまで接続順について説明しましたが…
前提として「エフェクターの接続順は自由」です。上記はあくまでも「この接続順にした方が、一般的には良い音が出ると言われているよ」というレベルの話です。
例えば、私の尊敬するレディオヘッドのトムヨークは歪みエフェクターである”proco Turbo RAT”と”Shured Master”よりも前に”DD-3”というディレイペダルを繋いでいます。
接続順には一切ルールはありません。やりたいようにやってOKです。
皆様も好きなようにエフェクターを繋いで、自分だけの音を見つけてください!
以上です(´-ω-`)